HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:危害分析重要管理点)は、1959年アメリカの宇宙計画向けの食品製造にピルスビー社が考案したことから始まりました。それは、宇宙飛行士が飛行中に宇宙食が原因で疾病に罹患したり傷害を受けたりしないように開発された食品製造のための衛生管理がそもそもの始まりです。
このHACCPシステムは最終製品の検査に重点をおいた従来の衛生管理方式とは異なり、製品の原材料から流通にいたるまでの製造工程において、危害に結びつく可能性を系統的、重点的にコントロールし、モニタリングする衛生管理を行うというものです。