新型コロナウイルスPCR検査

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、コロナウイルスのひとつです。一般の風邪の原因となるウイルス、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)が含まれます。

ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。手洗いはたとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効です。更に石けんを使用した手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、効果が上がります。また、手指消毒用アルコールも同様に膜を壊すことにより感染力を失わせることができます。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染

感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等の時に排出されるウイルスを含む飛沫、又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接接触することにより感染します。一般的には1メートル以内の近接した環境において感染しますが、エアロゾルは1メートルを超えて空気中にとどまりうることから、長期間滞在しがちな、換気が不十分で混雑した室内では感染が拡大するリスクがあることが知られているため感染予防策の対策が必要です。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査

新型コロナウイルスの検査にはPCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査等があり、いずれも被験者の細胞内にウイルスが存在しているかどうか調べるための検査です。

検査種類抗原検査(定性)抗原検査(定量)PCR検査
調べるものウイルスを特徴づけるタンパク質(抗原)ウイルスを特徴づけるタンパク質(抗原)ウイルスを特徴づける遺伝子配列
精度検出に一定以上のウイルス量が必要抗原検査(定性)より少ない量のウイルスを検出できる抗原検査(定性)より少ない量のウイルスを検出できる
検査実施場所検体採取場所検査機器が必要検査機器が必要
判定時間約30分約40分数時間

抗体検査は過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べるものであるため、検査を受ける時点で感染しているかを調べる目的に使用することはできません。

本サイトでは無症状の方の検査を対象としているため、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針に準じ、核酸検出検査であるPCR検査を採用しています。

(出典:厚生労働省)

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