ノロウイルス検査

ノロウイルスは以前より小型球形ウイルスあるいはSRSVと呼ばれ知られてきました。ノロウイルスの感染には食品を媒介するもの(食中毒)と、ヒトからヒトへの感染があります。

食中毒の原因食品は、養殖段階でノロウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝がありますが、その他に調理食品、パンなど様々な食品もあります。後者の場合、ノロウイルスを保有していた食品従事者が食品にノロウイルスを汚染させたことが原因となります。

当法人ではノロウイルス対策として、食品中のノロウイルス検査(未加工二枚貝など)の他、食品従事者からの二次汚染防止を目的とした糞便検査を行っています。

ノロウイルス
ノロウイルス

糞便中のノロウイルス検査

検査方法

遺伝子検査法
リアルタイムRT-PCR法 (Reverse Transcription-Polymerase Chain Reaction法);逆転写-PCR法

※厚生労働省通知: 食安監発第1105001号 別添 「ノロウイルスの検出法」に準ずる検査法
※厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、食品取扱従事者のノロウイルス検査は「便1g当たり105オーダーのノロウイルスを検出できる検査法を用いることが望ましい」とあります。リアルタイムRT-PCR法はその精度が担保された検査法です。

ノロウイルス検査用容器 (PCR法専用容器)
ノロウイルス検査用容器
(PCR法専用容器)

検査対象となる方

  1. 普段より食品を取り扱う方、または採用予定の方
  2. 学校、福祉施設、医療施設などの給食製造に携わる方
  3. 文化祭や学園祭などで飲食物の出店をする方
  4. 地域でのお祭り、餅つき大会などで飲食物を提供する方
  5. 保育施設、介護施設での職場体験や教育実習をする方
  6. 保健所から検査の指示があった方

検査のタイミング

  1. 感染症状があった場合
  2. 身近に発症者が出た場合
  3. 感染後に職場復帰する前
  4. ノロウイルス流行時の定期スクリーニング検査
    (自覚症状がなくウイルスを保有していないかの検査) 

検査概要

個人のお客様

検査キット販売サイトよりご依頼ください。窓口でお申し込みの場合は下記となります。

検査方法リアルタイムRT-PCR法
検査必要量説明書を同封しておりますので、そちらをご覧ください。
実施方法豊海、立川いずれかの窓口で受付いたします。窓口によって受付時間が異なります。
ご報告基本は、受付日の翌営業日後に電話でのご連絡(陽性の場合)となります。
立川のみ:9時~11時の受付分を当日報告

※受付時間、受付検体数、受付窓口によって報告日が延びる場合があります。
検査料金6,000円(税別)

企業・学校(法人)様

検査方法リアルタイムRT-PCR法
検査必要量説明書を同封しておりますので、そちらをご覧ください。
実施方法予めご契約の企業・学校様は、お近くの窓口持込 または 宅配便(冷凍指定)でのご提出が可能となり、まとめて請求書を発行いたします。
ご報告ご契約内容でのご報告となります。
※受付時間、受付検体数、受付窓口によって報告日が延びる場合があります。
検査料金別途お見積りいたします。

お申込方法

検査キット販売サイトからお申し込みいただくか、お電話でお問い合わせください。 立川研究所 TEL:042-525-3176 (代表)

※お急ぎの場合はご相談ください。可能な限り対応いたします。
※企業様単位で定期ご実施の場合、お見積りいたします。

参考リンク

お問い合わせ先
一般財団法人 東京顕微鏡院 立川研究所 電話 042-525-3176 (代表)

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