法人のあゆみ

当法人は明治24年4月に細菌学者遠山椿吉博士が開設した東京顕微鏡検査所が発祥であり、
2021年に創立130周年を迎えました。

沿革

1891年 東京顕微鏡検査所創立 細菌検査業務開始

1892年 講習所開設 東京顕微鏡院と改称

1894年 機関誌「顕微鏡」第1号発行 東京顕微鏡学会設立

1896年 神田小川町に移転
     顕微鏡・種痘、細菌学など講習や顕微鏡・検温器の検定、細菌検査などを実施

1916年 機関誌を「東京顕微鏡学会雑誌」と改称

1923年 関東大震災により院舎および設備のすべてを焼失
     10月1日、仮院舎にて一般業務再開

1924年 麹町区三番町に本院建築開始

1925年 新院舎にて業務を再開、脚気の治療、レントゲン講習なども実施

1927年 内務大臣より財団法人の設立許可を受ける

1940年 創立50周年記念式典挙行

1945年 戦災により焼失、以後10年にわたり事業中断

1955年 業務再開 細菌検査所、診療所を開設

1967年 健康診断業務開始、外来診療業務、臨床検査業務の領域を順次拡大

1974年 旧院舎を取り壊した跡地に現在の市ヶ谷施設を建設
     人間ドックを開設、付属臨床検査所を登録

1975年 食品衛生法に基づく厚生大臣指定検査機関の認可を受ける

1976年 旧多摩分室を立川に開設

1979年 水道法に基づく厚生大臣指定検査機関の指定を受ける

1981年 ビル管理法に基づき建築物飲料水水質検査業務を登録

1985年 寄附行為を抜本的に改正

1986年 再興30周年記念シンポジウム「21世紀のいのちと生活」開催

1987年 立川衛生研究所開設、学術普及誌「健康と環境」創刊

1989年 成田空港分室開設

1991年 創立100周年記念シンポジウム「21世紀への生命潮流」開催

1992年 ベイブリッジフォーラム’92「21世紀への対がん戦略」開催
     社団法人全国労働衛生団体連合会に加入

1994年 日本橋事務所、資料センター開設、ワークショップ「ヘリコバクター・ピロリと胃がん」開催

1995年 労働者健康保持増進サービス機関の認定を受ける

1996年 日本橋研究所開設

1997年 立川事務所及び、東久留米研究所、市ヶ谷別館を開設
     産業医科大学修学資金返還免除対象機関としての「特殊健康診断実施機関」に指定

1998年 市ヶ谷施設リニューアル完成
     会員制人間ドック「ヘルシーライフ・メンバーズクラブ」開始
     政府管掌健康保健生活習慣病予防健康診断実施機関に選定
     シンポジウム「新しい時代の糖尿病対策」、「働く女性とメンタルヘルス」等を開催

1999年 糖尿病予防センター開設

2000年 マス・スクリーニング精度管理センター開設

2001年 日本橋研究所拡充・統合(東久留米研究所廃止)
     トータルヘルスセンター[Be-Well!]開設
     女性のための生涯医療センター[ViVi]開設
     創立110周年記念日米メディカルシンポジウム
     「21世紀の女性と性(ジェンダー)と健康」開催

2002年 創立110周年記念シンポジウム「食の安全と健康を考える」開催

2003年 4月、保健医療部内を統合・拡充し、「医療法人社団こころとからだの元氣プラザ」を設立

2005年 財団法人東京顕微鏡院創立115年
     医療法人社団こころとからだの元氣プラザ創立3年
     記念シンポジウム「いのちとは何か、生きるとは何か」を開催

2008年 創業者生誕150年を記念して、遠山椿吉賞を創設
     遠山椿吉博士の生き方を尊重した公衆衛生と予防医療の顕彰制度とする

2009年 「遠山椿吉記念 第1回 食と環境の科学賞」を授与
     遠山椿吉生誕150年記念シンポジウム「東京の水の源流を探る~豊かな東京の水利用を支える日本の水、世界の水~」を開催
     女性のための生涯医療センターを閉所し、診療所こころとからだの元氣プラザに統合

2010年 「遠山椿吉記念 第1回 健康予防医療賞」を授与
     臨床検査部が、こころとからだの元氣プラザに組織移行。

2011年 創立120周年シンポジウム「アルツハイマー型認知症の治療・予防戦略 研究・治療・ケアの最前線から」を開催。

2012年 豊海研究所を開設。日本橋研究所施設の拡充に伴い豊海に移転。

2013年 一般財団法人に移行し、「一般財団法人東京顕微鏡院」と名称変更。
     [ISO/IEC 17025:2005]を認定取得(放射能試験)。

2014年 登録衛生検査所「元氣プラザ細胞病理コアテクノロジー」がスタート。
     [ISO/IEC 17025:2005]を認定取得(食品試験:理化学、微生物)。

2015年 「遠山椿吉記念 第4回 食と環境の科学賞」を授与。
     遠山椿吉賞50歳未満の応募者を顕彰する「山田和江賞」を創設。
     「元氣プラザ臨床検査センター」機能を元氣プラザビル内に移設拡充し、院内施設化。これに伴い、同センターの衛生検査所登録を抹消。

2016年 「遠山椿吉記念 第4回 健康予防医療賞」、同「山田和江賞」を授与。

2017年 「遠山椿吉記念 第5回 食と環境の科学賞」、同「山田和江賞」を授与。

2018年 「遠山椿吉記念 第5回 健康予防医療賞」、同「山田和江賞」を授与。
     eラーニング「はじめての食品表示」を実施。 

2019年 「遠山椿吉記念 第6回 食と環境の科学賞」、同「山田和江賞」を授与。

2020年 「動物を用いる検査施設」を豊海研究所に移設
     「遠山椿吉記念 第6回 健康予防医療賞」、同「山田和江賞」を授与。
     「診療所こころとからだの元氣プラザ」神保町に移転

2021年 4月1日 東京顕微鏡院創立130周年
    「遠山椿吉記念 第7回 食と環境の科学賞」、同「山田和江賞」を授与。

基本理念

~ すべての人びとのいのちと環境のために ~

公衆衛生の向上に資することによって国民の福利に寄与するという創業者の精神に基づき、「すべての人びとのいのちと環境のために」という基本理念のもと に、人びとの健康の保持・増進と生活環境の向上・改善に努力してまいりました。これからも時代の要請や環境の変化に応じて先駆的な着想をもって、新たな事 業に取り組んで参ります。

歴代代表者(在任期間)

1891~1927年 / 創立者(院長) 遠山 椿吉

1927~1955年 / 第2代(院長) 遠山 正路

1955~1957年 / 第3代(院長) 細谷 省吾

1957~1967年 / 第4代(院長) 高橋 悌三

1967~1989年 / 第5代(理事長) 山田 匡蔵

1989~1995年 / 第6代(理事長) 山田 和江

1995~2007年 / 第7代(理事長) 下村 満子

2007年~ / 現理事長 山田 匡通

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